SET Deli 始動
ラオス旅行からそのまま地方出張へ行ってきました。
今回の出張は、地方での実験教室がメインです。
ちょうど一か月前に行われていた“STPSAM2”というカンボジア理数科プロジェクトで
授業研究をしていた時のこと、隊員が入っていない学校の先生から、
「うちの学校でも実験の技術指導者がほしい!」という意見が出ました。
確かに、過去隊員が入っている学校とそうでない学校の差が歴然としていたのです。
そして、実験をしたことのない先生たちが実験技術を渇望していることがわかり、
「それならば僕たちが行こうじゃないか!」と隊員が立ち上がったのです。
グループ名は
「SET Deli (Science Experiment Teachers Delivery tomorrow)」。
“どこでもいつでも身軽に実験しに行きます”をコンセプトにつけました。
発案から実行まで約1か月というスピード発足です。
せっかく研修で盛り上がった熱が冷めないようにと、かなりがんばりました。
第一回目の出張先は、コンポントム州小学校教員養成校です。
アンコールワットのあるシェムリアップ州と我が任地コンポンチャム州との間にあります。
ここの養成校には、理数科以外の隊員が配属されていることもあり、
そういう意味では学校との連携も比較的スムーズに進みました。
<1日目>実験室の整備
この学校には、ADBという団体から大量の実験資機材が搬入されており、すでに実験室も建設されています。ところが一度も日の目を見ることなく、全ての機材が段ボールに眠ったままなのでした。道具だけ与えて、何の技術提供もせずに終わっている現場はたくさんあるようです。実験道具を見たことのない人たちに、いきなり道具だけ与えても無理ですよね。
ということで、1日目はその道具を段ボール箱から掘り起こすところから始めました。
今回は初めての出張ということで、理数科隊員総勢7名で行ったのですが、それでも片づけだけで、3時間近くかかってしまいました。ものすごい量です。正直、僕たち日本人でも使いこなせない量の機材です。
<2、3日目>実験指導
予想外の展開でした。
当初、なるべくたくさんの実験方法を覚えてもらうために先生のみを対象にしていたのですが、気が付いたら何故か生徒もワンサカ参加しており・・・。一年前だったらギブアップしてたかもしれませんが、少しは経験がモノを言ったようで、何とか進めました。
↓消化の実験

途中生徒と一緒になって参加している先生に質問を振ってみたら、「わからない」って答えが返ってきたりして、「やっぱり先に先生だけ指導すべきだったよな~」とか思いつつも、参加している生徒の笑顔を見ると「これもありかな~」なんて思ってみたり。
3日目は先生だけでしたが、最後に校長先生らも集まってクロージング・セレモニー的なものが行われ、(名目上)実験隊の代表者となっている僕は前に座らされました。
これまた予想外の展開でテンパリました。
最終的に専門家さんのクメール語通訳のような形で終わったので、無事でしたが。
第一回目ということで、あたふたした部分もあり、まだまだ改善の余地があるけれど、現場の先生たちがものすごく喜んでくれたので嬉しかったです。ぜひまた来てくれ!って言ってもらえたし。この出張自体、養成校からの依頼という形で実現しているので、期待を裏切ることは避けたかったのです。わざわざ他の州から自費で参加してくれた先生もいたし。
これまでの1年と3カ月ほどを自分の配属先で過ごしてきました。
そして、残りの期間は自分の配属先とともに、全国の教員養成校にも目を向けていくことになりそうです。コツコツと続けてきた理数科隊員の活動が、一地方から全国へと規模が広がっていくようなきがして、ワクワクします。これも、過去の隊員さんから引き継いだ遺産と現役隊員のチームワークの賜物でしょうか。
さぁて、次の出張先はどこかな~!?
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